Interviewサンチのはなし

#03ぶどうのはなし

秋も深まる9月。 サンチで使用する葡萄を作っていらっしゃる ぶどう農家さん・千曲市の昇陽園さんに旬を迎えたぶどうのサンチのはなしを伺いに行ってきました。

昇陽園さんのある千曲川右岸の倉科地区は、傾斜のある水はけのよい扇状地。お隣の森地区とともに江戸時代から続くあんず栽培で栄えた地域です。『千曲市=フルーツ=あんず』のイメージが強かったサンチメンバーですが、聞けば千曲市では近年ぶどうの栽培も盛んなのだそうで、のどかな里山の山沿いにはぶどう畑が点在していました。

ナガノパープルの表面に白くついた粉のようなもの”ブルーム”。色づいて”ブルーム”がのってくると糖度がのった「収穫の証」であり「鮮度のよさ」を表している。落とすとぶどうの価値がなくなっちゃう!そっと気を付けて収穫します。

全部で8000房ものぶどうを栽培している昇陽園さん。ぶどうは朝一番の収穫にこだわっていて『朝採れぶどう』をすぐに送るから、鮮度のよいものが食べられる !「もぎたてに近い新鮮な美味しさを味わってもらいたいから」という想いがうれしい。早い日では早朝4時半から収穫作業をしているのだそうで、旬を迎える9月~10月は大忙しの日々が続きます。

こちらはシャインマスカット。「ほんのり黄緑色から黄色になったいくらか緑色が残っているくらいが、マスカットの風味が感じられて一番おいしい!」とのこと!見るからに重そうでパンッと張りつめた光り輝くぶどうは、まさに秋の女王!

大きく実ったぶどう。そこには、粒の大きさや数を揃え美しい見た目にするための工夫、養分がぎゅっとつまった糖度が高いぶどうにするための工夫、太陽の光をたっぷり果実に届けるためのぶどう棚のこまめな整理、ふかふかした木の根っこにはオリジナルブレンドの堆肥、ととにかくたくさんの工夫がこの畑にはつまっている。8000房あるぶどう一つ一つに目を向けて、「やることをやらないといいものはできないから」。大変な作業も「毎日のことだから」と当たり前のことのように語る言葉に、おいしいぶどうを作り届けることへの責任と誇りを強く感じました。

ぶどうづくりを始めて35年。真剣にものづくりをしている人の後ろ姿はなんて格好いいんだろう、と心から思いました。お父さんおいしいぶどうをありがとう!

ぶどう畑では、すでに次の年に向かっての作業もはじまっています。また来年もおいしいぶどうを届けるために、新しい一年がはじまります。

ぶどうの木に新芽がもうでている!12月から春にかけては剪定の作業をする季節がやってくる。次の秋のおいしいぶどうに向かって、ぶどうとの日々は続きます。

取材終わりに昇陽園さんのご家族に、サンチのぶどうのパフェの写真をみてもらいました。「フルーツの見た目を生かして作っていきたいから、まるごと粒のぶどうを使っています」とスイーツ担当のキッチンスタッフがお伝えすると、「ぶどうらしい形が残っていていいね!」と嬉しそうにおっしゃってくださって、みんな笑顔。

手塩にかけて育てていただいたぶどうが美しくみえるようにまるごとぶどうをのっけたパフェに仕立てました。ぜひ、食べに来てくださいね。

そんな昇陽園さんのシャインマスカットを贅沢に使った『まんまるぶどうのパフェ』は秋の期間限定パフェとして登場。(ぶどうの旬が終わり次第終了)瑞々しい果汁がつまったぶどうをそのまま味わって欲しいから、パフェには15粒ものぶどうをのっけています。秋の女王ぶどうで秋を感じてくださいね。女王さま万歳!

秋の女王!ぶどうの山、サンチの山、まんまるぶどうのパフェを召し上がれ!

サンチのサンドイッチやパフェで使っている昇陽園さんのぶどうはインターネットで購入できますよ。(https://www.budounagano-syouyouen.com/

ぶどう狩りはやっていませんが、直接買いに訪れることはできるんだとか(要電話予約!)秋の味覚を求めてのどかな倉科の里へぜひ旅に訪れてみてはいかが~。

2018年9月21日、千曲市倉科の昇陽園さんのご家族にサンチのスイーツ担当キッチンスタッフ&ホールスタッフがお話を伺いました。

昇陽園さんのご家族のみなさま、雨のなか貴重なお話をありがとうございました!